こんにちは!
「家族の介護をしたいけれど、仕事も大切にしたい…」このような悩みを抱えていませんか?
そこで役立つのが「介護両立支援制度」です。
この制度をうまく活用することで、仕事と介護の両立がしやすくなり、家族も自分も安心して生活を続けられる環境が整います。
今回は、介護両立支援制度の各種制度や2025年4月の新しい改正点、企業での利用状況などについて、わかりやすく解説します。
介護両立支援制度とは?
まず
「介護両立支援制度」とは、仕事を続けながら家族の介護をする人を支援するための制度です。
2025年4月に改正育児・介護休業法が施行され、より柔軟な働き方や支援制度が強化されます。
特に、介護離職を防ぐために
休暇制度の拡充、働き方の柔軟化、雇用環境の整備、経済的支援の強化
が行われます。
日本の高齢化に伴い、家族の介護に直面する人が増加しています。
その中で、従業員が仕事を辞めずに、柔軟に介護と仕事の両方をこなせるようにすることを目的としています。

主な制度の内容
・介護休業制度
家族の介護のために、最大93日間までの休業を取得できます。
さらに、休業は3回までに分けて取得できるため、長期間の介護が必要な場合でも安心です。
休業中には、一定の条件を満たせば雇用保険から賃金の67%が支給されるため、生活費の心配も少なくて済みます。
※介護休業給付金については、下記の記事を参考にしてね!
・介護休暇制度
短期間の介護が必要な場合に便利な「介護休暇制度」もあります。
家族1人につき年5日間、2人以上の場合は年10日間まで取得可能です。
さらに、1日単位や時間単位でも取得できるため、介護のスケジュールに合わせてフレキシブルに利用できます。
※介護休暇制度については、下記の記事を参考にしてね!
・短時間勤務制度
長期間にわたる介護が必要な場合、短時間勤務制度を利用すると、勤務時間や勤務日数を減らして働けます。
例えば、午前中のみの勤務や週3日の勤務など、介護状況に合わせて柔軟な働き方を選べます。
※デイサービスやデイケアの利用を検討している方は、下記の記事を参考にしてね!
※ショートステイの利用を検討している方は、下記の記事を参考にしてね!
※その他、介護と仕事を両立する方法については、下記の記事を参考にしてね!

2025年からの法改正による新しいポイント
介護両立支援制度は常に見直され、働く人がより利用しやすい環境が整えられています。
2025年4月1日から施行される法改正には以下のような内容が含まれています。
介護休業・休暇制度の拡充
制度名 | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|
介護休業 | 93日間の休業を1回で取得 | 最大3回に分割可能(例:開始30日+中間30日+終了時33日) |
介護休暇 | 1日単位で取得 (年間5日) | 半日単位での取得が可能(年間5日) |
所定外労働免除 | なし | 介護が終了するまで残業免除を請求可能(新設) |
柔軟な働き方の選択肢
選択可能な働き方 | 具体的な内容 |
---|---|
短時間勤務制度 | 3年間で2回以上利用可能(週/月単位の労働時間短縮) |
フレックスタイム制 | 3ヶ月以内の総労働時間制 |
時差出勤制度 | 始業・終業時刻の調整 |
テレワーク | 企業に導入努力義務が発生 |
介護費用助成制度 | 介護サービス利用費用の補助 |
企業の義務
義務内容 | 詳細 |
---|---|
個別意向確認の義務化 | 介護申出時に事業主が休業・時短制度を説明し、労働者の意向を確認 |
早期情報提供 | 40歳到達時 に介護支援制度の内容を周知(介護保険の説明推奨) |
相談窓口の設置義務 | 専門相談員を配置 |
管理職研修の義務化 | 年1回以上の研修実施 |
・個別周知の義務化
介護が必要な状況に直面した従業員に対して、事業主が介護両立支援制度についての説明と意向確認を行うことが義務付けられます。
・40歳以上の従業員への早期情報提供
40歳を過ぎると、家族の介護が現実味を帯びる年代でもあります。
このため、早めに制度の情報を提供することが義務化される予定です。
経済的支援
支援内容 | 詳細 |
---|---|
介護休業給付金 | 休業期間中は賃金の 67% を受給可能(雇用保険加入が条件) |
中小企業向け助成金 | 介護休業取得時 28.5万円、復帰時 28.5万円 を支給 |
※介護にかかるお金も心配ですよね?詳しくは、下記の記事を参考にしてね!

介護休業の対象家族
対象となる家族 | ポイント |
---|---|
配偶者(事実婚含む) | 婚姻届未提出でもOK |
父母(実父母・義父母含む) | 義理の両親も対象 |
子(実子・養子・継子) | 養子縁組した子も含む |
祖父母・兄弟姉妹・孫 | 2017年改正 で「同居・扶養要件」が撤廃され、遠方に住んでいてもOK |
配偶者の父母 | 配偶者の親も対象 |
下記の方は対象外になるため、注意が必要です。
- 日雇い労働者
- 要介護状態に該当しない家族
※要介護状態とは、要介護認定を受けている必要があります。詳しくは、下記の記事を参考にしてね!

介護両立支援制度の利用状況と効果
厚生労働省によると、2020年度には介護休業を取得した正規労働者のうち、男性が3.6%、女性が5.2%でした。
また、介護休暇の取得率は男性で6.8%、女性で10.6%とされています。
このように、制度は徐々に浸透してきているものの、特に男性の取得率がまだ低いことが課題となっています。
制度の利用は、従業員が仕事を続けながら介護の役割を果たせるため、離職防止にもつながります。
また、介護負担が軽減されることで、職場での生産性が向上し、従業員が安心して働きやすい環境が作られることが期待されています。
※親の介護が始まる前に、知っておいてほしいことがあります。下記の記事を参考してね!
※介護が必要になったら最初に知ってほしいことについては、下記の記事を参考にしてね!

介護両立支援制度を利用する手順
介護両立支援制度を利用するには、以下の手順を参考にしてください。
○事前準備
- 40歳到達時に企業から制度内容の説明を受ける
○介護発生時
1.要介護状態の診断書 を取得
2.職場の担当者に相談
介護両立支援制度の利用を検討している場合は、まず職場の人事担当や上司に相談します。
3.申請書類の提出
制度利用のための申請書類を準備し、職場に提出します。(対象家族・期間を明記)
※介護休業や介護休暇を取得する際には、事前に手続きが必要です。
4.ハローワークへ介護休業給付金を申請
5.利用開始
申請が承認されれば、制度の利用がスタートします。
○介護期間中
- 介護休業と短時間勤務を組み合わせ、 最大3年間の利用が可能
○企業の違反時の罰則
違反内容 | 罰則 |
---|---|
制度の利用を妨げた場合 | 30万円以下の罰金 |
適切な説明・周知を行わなかった場合 | 労働局から是正指導 |
労働局(都道府県労働局雇用環境・均等部)に相談可能。

介護両立を成功させるポイント
- 早めの準備が大切
- 企業の介護支援制度を確認しておく
- 40歳時の情報提供をしっかり理解する
- 仕事と介護のバランスを調整
- 介護休業・短時間勤務・フレックスタイム制を活用
- 介護サービスと組み合わせる
- 訪問介護・デイサービス・介護施設 の利用を検討
※介護サービスについては、下記の記事も参考にしてね!
4.市区町村の 介護保険課・地域包括支援センター に相談
介護両立支援制度を活用するメリットと注意点
制度を活用することで、従業員は安心して仕事と介護を両立できますが、利用時にはいくつかのメリットと注意点を理解しておくと良いでしょう。
メリット
・介護と仕事の両立が可能
短期・長期の介護が必要な場合でも、介護休業や介護休暇制度があれば、仕事を続けながら家族の介護に専念できるため、離職のリスクが軽減されます。
・収入の安定
介護休業中でも、一定の条件を満たせば雇用保険から賃金の67%が支給されるため、収入面での不安が少なくなります。
また、短時間勤務制度を活用することで、勤務時間が減少しても収入を維持しやすくなります。
・ストレス軽減
制度を活用することで、介護負担が軽減されるため、心身の健康を守ることができ、仕事での集中力やパフォーマンスの向上にもつながります。
注意点
・申請や手続きが必要
制度を利用する際には、事前に申請手続きが必要です。
急な介護が必要になった場合に備え、早めに利用手順を確認しておくとスムーズです。
・職場の理解が不可欠
制度を円滑に利用するためには、職場での理解と協力が必要です。
特に中小企業では、制度が整っていない場合もあるため、担当者とのコミュニケーションが重要です。
・収入が一部減少する場合も
介護休業中の賃金支給率は67%のため、通常の収入よりも減少します。
家計への影響を考えながら利用計画を立てることが大切です。

制度を導入している企業の取り組み例
介護両立支援制度を効果的に活用している企業の事例を紹介します。
事例1: テレワークの活用
ある企業では、介護両立支援としてテレワークを積極的に導入しています。
これにより、従業員が自宅で介護をしながら仕事を続けることができ、介護のために長時間通勤する負担が軽減されました。
事例2: 短時間勤務制度の柔軟な運用
別の企業では、短時間勤務制度を導入し、従業員が必要に応じて勤務日数や勤務時間を調整できるようにしています。
これにより、介護者の心身の負担が軽減され、仕事へのモチベーションも維持されています。
事例3: ハラスメント防止の体制整備
また、制度を利用する従業員へのハラスメントを防止するための教育を実施し、制度利用者が不利益を被らないような環境を整えています。
これにより、従業員が安心して制度を利用できる職場環境が実現されています。
よくある質問
- Q: 介護休業を分割して取得することはできますか?
A: はい
介護休業は最大で3回に分けて取得可能です。
これにより、介護の必要なタイミングに合わせて柔軟に休業が取得できます。 - Q: 介護休暇はどのくらい取れますか?
A: 介護休暇は、介護が必要な家族1人につき年5日、2人以上の場合は年10日まで取得できます。
また、1日単位や時間単位での取得も可能です。 - Q: 介護両立支援制度を利用した場合、収入はどのくらい減りますか?
A: 介護休業中は賃金の67%が支給されますが、短時間勤務制度を利用する場合は、勤務時間に応じて収入が変動します。
収入が減少する可能性があるため、家計への影響を考慮して利用計画を立てると良いでしょう。
まとめ
介護両立支援制度は、仕事と介護を両立させるための強力なサポートです。
介護が必要な家族を抱える方にとって、この制度を活用することで、仕事を続けながら安心して家族を支えることができます。
2025年4月からの法改正もあり、さらに利用しやすい環境が整備される予定です。
介護のための時間やサポートを確保しつつ、自分自身も健康でいられるよう、この制度をうまく活用してください。
職場や家族としっかりと話し合いながら、柔軟に働き続ける方法を見つけましょう。
※介護の不安を減らす支援や制度については、下記の記事を参考にしてね!
※介護が必要になる前に!
介護予防に取り組んで、できるだけ健康寿命を伸ばしましょう!
それでは、今日はここまで!
最後まで読んでくれてありがとう〜!
今回の記事が、少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
ではまた、次の記事でお会いしましょう〜!
おまけ(おすすめ商品広告)
【遺伝子検査】健康が第一! 自分の体を知って、将来に備えませんか?

【自分の体のために!】
毎日の介護は、身体的にも精神的にも疲れますよね。
だからこそ、自分の体は、自分が大切にいたわってあげて下さいね!
毎日使うものだからこそ、良質なものにこだわってみてはいかがでしょう?
介護現場でも話題!腰痛軽減、腰痛予防に!本当に効きます!
癖になる気持ち良さ 特許採用!!メディテクト腰ベルト

首の下、痛くなりませんか?
体の疲れを癒すリラクゼーション機器&美容家電ブランドの『NIPLUX』

お家にいる整体師!
BODYPIXEL、マッサージガン売上No.1

密かにブームの“特許取得・整体枕”!【Cure:Re THE MAKURA】

これ、本当に気持ちいいですよ!毎日のシャワータイムに幸せを…
サイエンスウルトラファインバブル【ミラブルプラス+ミラブルゼロ】

気になる臭いだけじゃなく除菌も!光除菌の空気清浄機。

【お取り寄せスイーツで一息つきませんか?】
いろんな制度や支援を知っているのと、知らないのでは大きな違いがあるよ!
ちょっと固い話になっちゃったので、美味しいものでも食べてリラックスしてね!
栗菓子の専門店 【栗きんとん・栗菓子の恵那川上屋オンラインショップ】

SNSで話題の芋スイーツ 九州産紅はるか焼き芋の紅茶房(べにさぼう)

モンドセレクション金賞を受賞【ブールミッシュのトリュフケーキ】


本格抹茶スイーツが人気!京都の老舗【宇治茶専門店「祇園辻利」】

【災害対策に!】
最近、災害や地震が多くて心配ですよね。
災害を実際に経験して感じましたが、水、電気は本当に大切です!
のどが渇いても、水を飲めない苦しさ。
電気がなくて、スマホの充電が切れた時は、本当に不安でした…。
何もない日常が、本当に幸せだと感じます。
本当に困ったときには何もないし、何も買えません。
自分や大切な人を守るためにも、日頃からの準備をオススメします。
【防災士&消防士監修】いざというときに備える充実の44点セット
※玄関に置いておくと、いざという時、すぐに持ち出せる!

安心を蓄電する。【BLUETTI JAPAN】充電式 ポータブル電源
※コンセントを使用する家電は、ほとんど使えますよ!

天然水ウォーターサーバー・宅配水なら【公式】オーケンウォーター
※災害時に水があると安心!

もしものときの非常食・備蓄食料に。【安心米のアルファー食品】
※お湯がなくても、水があれば食べれます!備蓄しておきましょう!

【今できることは、今のうちに!】
親の介護だけでなく、自分が病気やケガで急に動けなくなることもあります。
だからこそ、自分や家族が元気なうちに旅行なども楽しんでおきたいですよね!
いつ行くの?いまでしょ!
少しでもお得に旅行に行っちゃいましょう〜!
JALで行く!格安国内旅行のジェイトリップ

国内格安航空券・LCCの比較・予約なら

旅行をもっと簡単に【Trip.com】
