介護サービスを利用する際の費用について、わかりやすく解説します！

こんにちは！
「おじいちゃんが介護が必要になったけど、介護保険サービスってどのくらいお金がかかるんだろう？」と不安に思っている方は多いのではないでしょうか。
介護にかかる費用について考えるのは、特に初めての方には不安が大きいですよね。

今回はそんな家族の皆さんに向けて、介護保険サービスの基本的な費用から負担軽減制度まで、わかりやすく解説していきます。

介護保険サービスの利用にかかる費用
居宅サービスの利用限度額とは？（お家で介護をする場合）
主な介護サービスの料金例
施設サービスの費用について（施設に入所した場合）
費用負担を軽くする方法
まとめ
おまけ

介護保険サービスの利用にかかる費用

まず、介護保険サービスを利用する場合の費用についてお話ししましょう。
基本的には、
介護保険サービスを利用する際に利用者が負担する費用は、国が設定した割合を基に決まっています。
この負担割合は、年齢と所得によって変わります。

65歳以上の方の場合：
負担割合は1割、2割、または3割です。
どれだけ負担するかは、その方の収入によります。
40歳以上65歳未満の場合：（※特定疾病）
原則として1割負担です。

なので、「お母さんは年金生活だから1割負担で済むのか、それとももっと高くなるのか？」という疑問も、収入に応じて決まるということなんですね。

※特定疾病については、下記の記事を参考にしてね！

居宅サービスの利用限度額とは？（お家で介護をする場合）

居宅サービスは、自宅に居ながら受けられる介護サービスのことです。
この場合、
月に使えるサービスの限度額が要介護度によって決められています。
「使えるお金がどれくらいなの？」と気になる方もいるかと思いますので、ここで具体的な数字をお見せしますね。

例えば、要介護1の方は月に167,650円分のサービスを利用できます。これに対して1割負担の場合は、16,765円の支払いです。もし、所得が高くて3割負担になると、支払いは50,295円になります。

下記の表に要介護度別の利用限度額と自己負担額の例をまとめました。

要介護度	利用限度額	自己負担額（1割）	自己負担額（2割）	自己負担額（3割）
要支援1	50,320円	5,032円	10,064円	15,096円
要支援2	105,310円	10,531円	21,062円	31,593円
要介護1	167,650円	16,765円	33,530円	50,295円
要介護2	197,050円	19,705円	39,410円	59,115円
要介護3	270,480円	27,048円	54,096円	81,144円
要介護4	309,380円	30,938円	61,876円	92,814円
要介護5	362,170円	36,217円	72,434円	108,651円

要介護度が高くなるほど使えるサービスの範囲も広がるのですが、その分自己負担額も増えます。
でも、こうやって数値で見ると、「ああ、これぐらいかかるのか」と少し心の準備ができるのではないでしょうか？

主な介護サービスの料金例

次に、具体的なサービスの料金を見ていきましょう。
おじいちゃんやおばあちゃんのお世話をしてもらうとき、どのくらいかかるのか知っておくと、計画も立てやすいですよね。

訪問介護（ホームヘルプサービス）

訪問介護は、ヘルパーさんが自宅に来て身体のお世話をしてくれるサービスです。「20分くらいのお手伝いを頼みたいけど、どれくらいの費用がかかるの？」と思ったとき、1割負担の場合163円です。30分～60分の介護では387円となります。

身体介護だけでなく、生活援助（例えば料理や掃除のお手伝い）もあります。この場合、20分～45分の生活援助は179円、45分以上は220円です。「短時間だけどお願いしたい」ときにも、具体的な費用を知っておくと安心ですね。

サービス内容	所要時間	自己負担額（1割）
身体介護	20分未満	163円
身体介護	30分～60分	387円
生活援助	20分～45分	179円
生活援助	45分以上	220円

※訪問介護については、下記の記事を参考にしてね！

訪問看護

訪問看護は看護師さんが自宅に来てくれるサービスです。
介護が必要なおじいちゃんが風邪をひいたときなど、看護師さんに診てもらえるのは心強いですよね。

訪問看護の場合、1割負担で20分未満は314円、30分～60分は823円です。

所要時間	自己負担額（1割）
20分未満	314円
30分～60分	823円
60分～90分	1,128円

※訪問看護については、下記の記事を参考にしてね！

通所介護（デイサービス）

デイサービスは、利用者が施設に通ってさまざまな活動をするサービスです。
「おばあちゃんに少しの間楽しんでもらいながら見てもらいたい」と思ったときには、デイサービスがぴったりです。

例えば、要介護3の方がデイサービスを受ける場合、1割負担で3～4時間の利用は479円、5～6時間は777円です。

所要時間	自己負担額（1割）
3～4時間	479円
5～6時間	777円
7～8時間	900円

※デイサービスについては、下記の記事を参考にしてね！

※その他の介護サービスについては、下記の記事を参考にしてね！

施設サービスの費用について（施設に入所した場合）

「自宅でのお世話が難しくなってきた…」という方には、施設サービスも検討することになります。
施設に入ると、自宅サービスと違って施設の利用料金以外に、居住費や食費などもかかります。
ここで、「介護施設に入ると一体どれくらいかかるんだろう？」と気になる方も多いでしょう。

例えば、特別養護老人ホームの場合、1ヶ月の自己負担額は以下のようになります。

費用項目	金額（1ヶ月あたり）
施設サービス費	約25,200円
居住費	25,650円～60,180円
食費	43,350円
日常生活費	約10,000円
合計	約104,200円～141,430円

「想像以上に費用がかかるな」と思った方もいるかもしれませんが、
費用の範囲は選ぶ施設や部屋の種類によっても異なるため、ご家族でよく話し合うことが大切です。

※介護施設については、下記の記事を参考にしてね！

費用負担を軽くする方法

「でも、こんなにかかるなら家計が心配…」と思う方も多いと思います。
でも条件が合えば、介護保険には負担軽減制度もあります！

所得が低い方や、1ヶ月の利用額が高額になってしまった場合には、市区町村の窓口で負担軽減措置の手続きを行うことができます。
具体的な条件などは自治体や施設によって異なるため、お住まいの市区町村の介護保険担当窓口に確認してみてください。
負担軽減制度を使えば、家計に与える負担をぐっと減らすことができますよ。

※負担軽減の制度などは、下記の記事を参考にしてね！

また、ケアマネジャーさんに相談することもおすすめです。
ケアマネジャーは、その方に合った介護サービスの計画を立て、最適な支援を受けられるようにしてくれます。ご家族の状況に応じて、「このサービスを使えば無駄なく進められるよ」といったアドバイスをもらえることもあります。

※ケアマネージャーさんって何をしてくれるの？と思ったら下記の記事を参考にしてね！

まとめ

介護が必要になると、何よりも気になるのは「費用がどれくらいかかるのか」という点ですよね。
でも、今回紹介したように、
介護保険サービスの費用は収入に応じて設定されており、さらに負担を軽くする制度も整っています。
だから、まずはサービスの内容と費用の基本を把握して、不安を少しでも減らすことが大切です。

そして、「どのサービスを選べばいいの？」と迷ったときは、ケアマネジャーさんに相談することで、ご家族に最も適した選択を見つけることができます。
負担軽減制度も活用しながら、少しでも安心できる介護生活を送れるようにしましょう。

それでは、今日はここまで！
最後まで読んでくれてありがとう〜！

今回の記事が、少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。

ではまた、次の記事でお会いしましょう〜！

おまけ

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