こんにちは。
認知症の家族を介護していると、毎日が手探りの連続ですよね。

「今日は機嫌がいいかな…」
「デイサービスに行ってくれたら少し休めるのに…」
そんなふうに、心配や葛藤を抱えながら過ごしている方も多いのではないでしょうか。
特に、
「デイサービスを嫌がる」
「行きたがらない」
という悩みは、介護者にとって大きなストレスになるかと思います。
もしかしたら、
今利用しているサービスが、本人に合っていないだけなのかもしれません。
実は、
認知症の方のために特化された「認知症対応型通所介護(認知症専門デイサービス)」という選択肢があるのをご存じでしょうか?
この記事では、
一般的なデイサービスやデイケアとどう違うのか、費用や特徴、どんな方に向いているのかを、わかりやすく解説します。
最後には比較表もご用意していますので、あなたのご家族にぴったりのサービスを見つける手がかりになれば幸いです。
この記事が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
※各サービス共に、施設までの送迎つきのサービスです。
※介護予防(要支援1、2)要介護1〜5を含めて解説しています。
認知症専門のデイサービス(認知症対応型通所介護)とは?
認知症対応型通所介護は、
認知症の高齢者に特化したデイサービスです。
認知症を専門とするスタッフが常駐し、日常生活をサポートするとともに、認知機能の低下を防ぐための訓練やレクリエーションを行います。

特徴
○認知症に特化したケア
スタッフは認知症についての専門知識と対応スキルを持っています。
例えば、混乱しやすい利用者に対して丁寧に説明したり、気持ちを落ち着ける声かけを行います。
また、認知症の症状の進行を遅らせるための機能訓練やレクリエーションが充実しています。
※認知症進行予防のために、川島隆太教授監修の「脳トレ」もおすすめ!
○家庭的で安心できる環境
認知症の方は環境の変化に敏感で、不安を感じやすいことが多いです。
そのため、多くの施設では少人数での対応や、アットホームな雰囲気づくりが重視されています。
※人と会話することで認知症予防にもつながります。
※テレビの音が聞こえにくくなってきたら、手元に置くだけで「はっきり聞こえる」スピーカーがおすすめ!
○社会的孤立感の解消
他の利用者やスタッフと関わることで、社会的なつながりを保つことができる点も重要です。
定期的に人と接することで、利用者の心の安定が図れます。
※デイサービスに行く際は、コンパクトに折りたためる歩行器がおすすめ!(送迎の車に乗せる必要があるためです。)
※自分で脱ぎ履きしやすく、安定している介護用のシューズもおすすめ!
対象者
要介護認定を受けた認知症患者が対象です。(要支援1〜要介護5)
具体的には、記憶障害、判断力の低下、徘徊などの症状が見られる方が利用できます。
認知症の種類(アルツハイマー型、レビー小体型など)を問わず、幅広い方に対応しています。
施設でのサポートに抵抗を感じる家族もいますが、自宅では難しい問題も専門スタッフの手で解決できます。
認知症対応型通所介護は、
家族だけで抱え込まないための心強い選択肢です。

※要支援と要介護の違いや、介護保険の申請方法などは、下記の記事で詳しく解説しています。
認知症専門のデイサービス(認知症対応型通所介護)メリット
認知症専門のデイサービスの最大の魅力は、認知症患者だけでなく、その家族の負担を軽減できる点です。
○認知症に特化したケアが受けられる
専門的な知識を持つスタッフが、認知症の方が抱える日常的な課題に寄り添い、適切に対応します。
例えば、「時間や場所が分からなくなった」「不安や苛立ちが多い」といった場面でも、落ち着きを取り戻す方法を実践します。
○家族の負担が軽くなる
24時間介護を行う家族にとって、休息の時間を持つことは非常に大切です。
利用者が施設でケアを受ける間、家族は心身をリフレッシュする時間が確保できます。
これにより、介護を続けるための体力や精神的余裕が得られます。
○認知症の進行を遅らせる可能性
定期的な交流や活動を通じて、認知機能や体力の低下を防ぐ効果が期待できます。
例えば、簡単な計算や会話を取り入れたプログラムで、脳の活性化を図ります。
○地域での生活を継続できる
サービスを利用することで、住み慣れた自宅での生活を維持する支援になります。
「施設に入るのはまだ早い」という場合にも安心して利用できます。
※介護と仕事を両立するための制度については、下記の記事で詳しく解説しています。
認知症対応型通所介護(認知症専門のデイサービス)のデメリット
どんなサービスにもデメリットがあり、認知症対応型通所介護にも注意点があります。
○費用が高い場合がある
専門性の高いケアが含まれるため、通常のデイサービスよりも費用が高くなる傾向があります。
費用は介護度や地域によって異なりますが、経済的な負担を検討する必要があります。
○施設の数が限られている
地域によっては認知症対応型通所介護を提供する施設が少ないこともあります。
そのため、自宅から遠くなる場合や、予約が取りにくいケースもあります。
○利用開始までの手続きが必要
介護サービスを利用するには、要介護認定を受けた上で、ケアマネージャーと利用計画(ケアプラン)を立てる必要があります。
※「ケアプランってなに?」と思った方は、下記の記事を参考にしてね!
しかし、
これらのデメリットは、事前にしっかりと情報を集めることで軽減できます。
まずは地域の介護相談窓口に問い合わせることがおすすめです。
※介護の相談窓口については、下記の記事を参考にしてね!
認知症専門のデイサービス(認知症対応型通所介護)の料金
認知症対応型通所介護(認知症デイサービス)の料金は、利用者の要介護度と介護保険の負担割合によって異なります。
以下に基本料金と加算項目の概要を示します。
料金表(単独型の場合)
◯1回7〜9時間利用
◯介護保険1割負担の場合の基本料金
※食事代、加算は含まれていません。
要介護度・要支援度 | 単位数 | 自己負担(1回) ※1割負担 |
---|---|---|
要支援1 | 472単位 | 約 480円 |
要支援2 | 531単位 | 約 540円 |
要介護1 | 856単位 | 約 870円 |
要介護2 | 950単位 | 約 970円 |
要介護3 | 1,047単位 | 約 1,060円 |
要介護4 | 1,142単位 | 約 1,160円 |
要介護5 | 1,239単位 | 約 1,260円 |
※【1単位=10.17円】で計算。
🔍 補足:よく使われる加算(1割負担額)
加算名 | 単位数 | 自己負担(1回) ※1割負担 |
---|---|---|
入浴介助加算 | 40単位 | 約 41円 |
個別機能訓練加算(I) | 27単位 | 約 28円 |
サービス提供体制強化加算(I) | 22単位 | 約 22円 |
処遇改善加算(例:5.9%) | – | 総額×5.9% |
実際の負担額の例(モデルケース)
条件 | 自己負担(1回) ※1割負担 |
---|---|
要介護3・食事あり・入浴あり・機能訓練あり | 約 1,060円(基本)+700円+41円+28円 = 約1,829円 |
要支援2・食事あり・入浴なし・加算なし | 約 540円+700円🟰約1,240円 |
- 地域区分・加算・食費(実費)で最終金額は変動します。
- 実際に支払う金額は、契約前に事業所の「利用料金表」「重要事項説明書」で確認しましょう。
なお、
介護保険の負担割合が2割負担の方は上記料金の2倍、3割負担の方は3倍の金額となります。
※介護保険の負担割合や支給限度額等については、下記の記事を参考にしてね!
通常のデイサービス(通所介護)の特徴
通常のデイサービス(通所介護)は、認知症に限らず幅広い高齢者が利用できる日中の介護サービスです。

家族の負担を軽減し、利用者の生活を支えることを目的としています。
特徴
○日常生活の支援が中心
食事、入浴、排泄の介助に加え、レクリエーション活動が行われます。
○要介護認定を受けている方
要支援1〜要介護5に認定された高齢者が主に利用します。
○利用者同士の交流の場
活動を通じて、他の利用者との交流が期待できます。
※デイサービス(通所介護)とデイケア(通所リハビリテーション)の違いについては、下記の記事を参考にしてね!
デイケア(通所リハビリテーション)の特徴
デイケア(通所リハビリテーション)は、医療と専門的なリハビリを中心としたサービスです。
身体や認知機能の回復を目指し、医師や専門職(理学療法士、作業療法士、看護師、介護福祉士、管理栄養士、など)が支援します。

特徴
○医療的なリハビリがメイン
理学療法士や作業療法士によるリハビリが提供されます。
食事や入浴の提供があるところもあります。
○医師の指示による計画的な支援
個々の健康状態に応じたリハビリプランが立てられます。
○要介護認定を受け、リハビリの必要性がある方
医師がリハビリの必要性を認めた方、要支援1〜要介護5の方が利用可能です。
※通所リハビリテーションについては、下記の記事を参考にしてね!
認知症専門のデイサービスと通常のデイサービス・デイケアの比較表
以下の表は、3つのサービスの違いを分かりやすく整理したものです。
※介護予防(要支援1、2)も含めています。
項目 | 認知症対応型 通所介護 | 通常の デイサービス | デイケア |
---|---|---|---|
目的 | 認知症患者の自立支援と孤立防止 | 日常生活の支援 | 医療的なリハビリ提供 |
対象者 | 認知症患者、要支援1〜要介護5 | 要支援1~要介護5 | 要支援1~要介護5 |
主なサービス内容 | 認知症特化のケア、機能訓練 | 食事、入浴、レクリエーション | 理学療法、健康管理 |
専門性 | 高い | 中程度 | 非常に高い |
費用 | 高め | 中程度 | 高め |
利用基準と条件
- 認知症対応型通所介護は要介護認定を受けた認知症患者が対象。
- 要介護認定を受けている方
(デイケア:通所リハビリテーションは、医師がリハビリの必要性を認めた方。) - 医療的なサポートや専門的なリハビリが必要な場合は、デイケア(通所リハビリテーション)がおすすめ。
まとめ
認知症対応型通所介護は、認知症患者に特化したケアを提供する重要なサービスです。
認知症の進行を遅らせ、家族の負担を軽減する役割を果たします。
ポイントのおさらい
○認知症患者には特化型のサポートが必要:
専門的なケアを受けることで、症状の進行を抑えたり、生活の質を高めることが期待できます。
※認知症専門の入所施設もあります!下記の記事を参考にしてね!
○家族の心身の負担を軽減:
介護者自身が休む時間を確保することも大切です。
※自宅での介護に疲れてきたら、ショートステイの利用も検討してくださいね!
○地域との連携が重要:
施設選びや手続きには、地域のケアマネージャーや相談窓口の協力を得ましょう。
※ケアマネージャーって?と思った方は、下記の記事を参考にしてね!
※認知症カフェをご存知ですか?下記の記事で詳しく解説しています。
家族が笑顔で介護を続けられるために、介護保険を利用して介護サービスを活用することは決して甘えではありません。
あなたが選んだ一歩が、家族全員にとって明るい未来につながることを願っています。
サービス選びに迷ったときは、ぜひこの記事を参考にして、安心して決断してください。
※施設への入所も検討している方は、下記の記事を参考にしてね!
それでは、今日はここまで!
最後まで読んでくれてありがとう〜!
今回の記事が、少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
ではまた、次の記事でお会いしましょう〜!
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