【福祉用具レンタル・購入ガイド】介護保険を利用した賢い使い方!

【介護施設への入所費用を軽減!】特定入所者介護サービス費を詳しく解説! 介護

こんにちは!
自宅で、介護が必要なご家族をお世話していると、日々の介護負担を少しでも軽くしたいと考えるのは当然ですよね。
特に、車イスやベッドなどの「福祉用具」があると、介護する方もされる方も安心です。
では、どのように介護保険を使って福祉用具を低コストでレンタルできるのでしょうか?
今回は、自宅での介護を快適に行えるよう、介護保険を活用した福祉用具の賢い選び方と、各用具の特徴や料金を詳しく解説します。
比較表を用いてわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。


福祉用具レンタルのメリットと使い方

介護保険を利用した福祉用具レンタルの一番のメリットは、低コストで様々な用具が利用できることです。
費用負担を軽減し、快適で安全な自宅介護をサポートします。

介護保険制度を使うと、通常の購入費用やレンタル費用よりもはるかに少ない金額で必要な福祉用具をレンタルでき、家族の経済的な負担を減らせます。
また、必要に応じてレンタル用具を交換することが可能なので、利用者の状態が変化しても適した用具を取り入れることができます。

介護保険については、下記の記事を参考にしてね!


レンタル可能な福祉用具の種類とその特徴

介護保険を利用することで、13種類の福祉用具をレンタルすることができます。
それぞれの用具には、介護される方の体の状態や生活環境に合わせた用途があります。
以下に代表的な福祉用具とその特徴を解説します。

  • 車イス
    ご高齢の方や歩行が難しい方のために、室内外での移動が楽に行えます。特に外出する際に便利です。
  • 特殊寝台(介護用ベッド)
    介護ベッドとも呼ばれ、電動で背上げ・足上げが可能なベッドです。
    利用者が自力で起き上がるのが難しい場合、スムーズに動けるよう支援します。
  • 床ずれ予防用具(ベッドマット)
    長時間同じ姿勢を保つ方におすすめ。
    エアマットやジェルマットなど、床ずれを防ぐためのマットが中心です。
  • 手すり
    浴室やトイレ、寝室など必要な場所に設置でき、立ち上がりや姿勢の安定に役立ちます。
    壁に取り付けるのではなく、置き型タイプです。
  • スロープ
    玄関や室内で段差がある場合に使います。
    置き型のタイプで、車イス利用者がスムーズに移動できるようサポートします。
  • 歩行器
    歩行に不安がある方にとって、自力で歩行する際のサポートとなり、転倒防止にも役立ちます。
    いろんなタイプの歩行器があり、状態に合わせて選ぶことができます。
  • 歩行補助杖
    少しのサポートがあれば歩ける方向けで、日常の移動がしやすくなります。
    4点杖など、特殊なタイプの杖がレンタル対象となります。
    1本杖はレンタル対象外です。

レンタル費用の目安

福祉用具のレンタル費用は、各用具や地域によって異なりますが、介護保険の自己負担が適用されるため、非常にお得に利用できます。(1割〜3割負担)
一般的な費用の目安は以下の通りです。

  • 車イス:月額約2,500円~(自己負担1割なら約250円~)
  • 特殊寝台:月額約6,000円~(自己負担1割なら約600円~)
  • 手すり:月額約2,000円~(自己負担1割なら約200円~)


自己負担割合は、介護保険負担割合証で確認でき、通常1割・2割・3割のいずれかです。


購入が必要な福祉用具

一部の福祉用具は、衛生面や機能上の理由からレンタルではなく購入が必要です。
以下は、購入が必要な代表的な福祉用具とその特徴です。

  • 腰掛便座
    トイレが困難な場合や洋式便器への変換に使われ、衛生的な理由から購入が推奨されています。
  • 入浴補助用具
    入浴用チェアや滑り止めマットなど、お風呂での安全を確保するための道具が中心です。
  • 簡易浴槽
    入浴が困難な方に向け、移動が少ない場所での使用が可能な小型の浴槽です。
  • 移動用リフトのつり具の部分
    安全な移動をサポートし、持ち上げが必要な場合に使用します。

これらの購入品についても、介護保険を利用することで年間10万円までの補助が受けられます。

福祉用具を購入する際は、負担軽減制度がありますよ!下記の記事を参考にしてね!


福祉用具レンタルにおける注意点

福祉用具のレンタル利用に際し、いくつか注意が必要なポイントがあります。

要介護度による制限
介護度が上がると、利用できる用具が制限されることがあります。
適切な用具を選ぶには、ケアマネージャー等の意見を参考にすることが大切です。

要介護度による違いについては、下記の記事を参考にしてね!

制度改正の影響
2024年4月の制度改正により、固定用スロープや歩行器、歩行補助杖の一部は購入も可能になりました。
これは、一部のご家族にとって経済的な選択肢が広がる嬉しい変更です。

専門家のアドバイスを受ける
福祉用具の選定には、ケアマネージャーやリハビリ専門職(理学療法士、作業理療法士)、福祉用具専門相談員のアドバイスが不可欠です。
使用方法や利用時の安全性についても的確な指導を受けられるため、安心して使用できます。

ケアマネージャーって何をしてくれる人?と思った方は、下記の記事を参考にしてね!

リハビリ専門職の理学療法士、作業療法士って?と思った方は、下記の記事を参考にしてね!


    福祉用具レンタルの比較表

    用具名月額料金(通常)自己負担1割の場合特徴
    車イス2,500円~250円~移動が楽に行える
    特殊寝台6,000円~600円~起き上がりが楽に
    床ずれ予防用具3,000円~300円~床ずれを予防
    手すり2,000円~200円~立ち上がりを補助
    スロープ1,500円~150円~段差を解消
    歩行器3,500円~350円~歩行の補助
    歩行補助杖1,000円~100円~軽度の歩行サポート

    福祉用具レンタルの手順とポイント

    初めて福祉用具のレンタルを考えている方に向けて、簡単な手順とポイントを解説します。

    ケアマネージャーに相談する
    まずは、担当のケアマネージャーに相談し、ご家族の状態や生活環境に合った福祉用具の提案を受けましょう。
    福祉用具専門相談員とも連携して、最適なレンタルプランを検討してもらえます。

    福祉用具の選定と試用
    福祉用具は、実際に使用してみないとフィット感や使い心地がわかりにくい場合があります。
    そのため、可能であれば試用期間を設けて、利用者と介護者が安心して使えるかどうか確認することが大切です。

    レンタル契約と利用開始
    必要な用具が決まったら、レンタル契約を結びます。
    契約時には、介護保険の自己負担額や支払い方法についてしっかり確認し、安心して利用できるようにしましょう。

    定期的な見直し
    利用者の健康状態が変化する場合には、レンタル用具も変更や追加が必要になることがあります。
    定期的にケアマネージャーと相談し、福祉用具の見直しを行いましょう。


      まとめ

      福祉用具のレンタルは、介護する方にもされる方にも大きなメリットがあります。
      特に
      介護保険を利用することで、低コストで必要な福祉用具を揃えられるため、経済的負担を軽減しながらも安心して自宅介護を続けることができます。

      また、福祉用具の選定にはケアマネージャーや専門家のアドバイスが欠かせません。
      彼らの助言を得ることで、ご家族の生活環境や介護レベルに合った最適な用具を選べるため、安心して使用することができます。
      もしも福祉用具の利用に関して疑問がある場合は、地域包括支援センターなどに気軽に相談し、サポートを受けるようにしましょう。

      介護の相談窓口!地域包括支援センターについては、下記の記事を参考にしてね!


      それでは、今日はここまで!
      最後まで読んでくれてありがとう〜!

      今回の記事が、少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。

      ではまた、次の記事でお会いしましょう〜!

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