こんにちは！
今日は、介護保険制度と「特定疾病」について、わかりやすく解説します。
特に、おじいちゃんやおばあちゃんが介護が必要になったときに、どうすればいいのか不安なご家族のために、役立つ情報をお届けします。
そもそも「特定疾病」ってなに？
「特定疾病（とくていしっぺい）」という言葉、ちょっと難しいですよね。
簡単に言うと、特定の病気のことを指しています。
年をとると、体にいろいろな変化が起こって、特に16種類の病気にかかりやすくなります。この16種類の病気をまとめて「特定疾病」と呼んでいるんです。
たとえば、がんやパーキンソン病、認知症（にんちしょう）などが特定疾病に含まれます。これらの病気が原因で、おじいちゃんやおばあちゃんが介護や支援を必要とするようになった場合、介護保険のサービスを受けることができます。
16種類の特定疾病
特定疾病には次のような病気が含まれています：
- がん（医師が医学的知見に基づき、回復の見込みがない状態と判断したもの）
- 関節リウマチ
- 筋萎縮性側索硬化症（ALS）
- 後縦靱帯骨化症
- 骨折を伴う骨粗鬆症
- 初老期における認知症
- 進行性核上麻痺、大脳皮質基底核変性症、パーキンソン病
- 脊髄小脳変性症
- 脊柱管狭窄症
- 早老症
- 多系統萎縮症
- 糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症、要尿病性網膜症
- 脳血管疾患
- 閉塞性動脈硬化症
- 慢性閉塞性肺疾患
- 両側の膝疾患または股関節に著しい変形を伴う変形性関節症
※特定疾病と指定難病の違いについては、下記の記事を参考にしてね！
介護保険制度って何？
介護保険制度は、おじいちゃんやおばあちゃんが介護や支援を必要としたときに、助けてくれる制度です。65歳以上の高齢者は、何らかの理由で要介護（ようかいご）または要支援（ようしえん）と認定されると、介護保険のサービスを受けることができます。
でも、40歳以上65歳未満の人でも、「特定疾病」が原因で介護が必要になった場合、介護保険を利用できるんです！
介護保険サービスってどんなもの？
介護保険のサービスには、いろいろな種類があります。
お家に来てお手伝いをしてくれる「訪問介護（ほうもんかいご）」や「訪問看護（ほうもんかんご）」、デイサービスという施設でおじいちゃんおばあちゃんが楽しく過ごせるサービスなどがあります。他にも、短期間だけ施設で介護を受ける「ショートステイ」や、通いでリハビリをする「通所リハビリ」など、たくさんの選択肢があります。
これらの介護サービスを受けるためには、まずは「要介護認定（ようかいごにんてい）」を受ける必要があります。
認定を受けると、「ケアマネージャー」という介護のプロが、おじいちゃんおばあちゃんにぴったりのケアプランを作ってくれます。
要介護認定の手続きはどうするの？
「でも、要介護認定ってどうやって受けるの？」と不安に思う方もいるかもしれません。大丈夫です！要介護認定は、自治体（じちたい）の窓口で申請することで始まります。
申請が受理されると、自治体の調査員が自宅を訪問して、どれくらい介護が必要かをチェックします。
その調査結果と、かかりつけのお医者さんの意見書をもとに審査が行われます。
そして、通常、申請から30日以内に結果が通知されます。
まとめ：介護保険制度をうまく使おう！
家族が病気になったり、介護が必要になったりすると、どうしていいか分からなくて不安になることも多いですよね。でも、介護保険制度を利用することで、必要なサポートを受けることができます。
特定疾病が原因で介護が必要になった場合も、40歳以上の方ならサービスを利用できるので、ぜひこの制度をうまく活用してみてください。
「介護保険の申請ってなんだか大変そう…」と感じるかもしれませんが、まずは自治体に相談してみると良いでしょう。親切に教えてくれますよ。
それでは今日はここまで！
少しでも家族の不安が解消されて、みんなが笑顔で過ごせるように、この記事が役立つことを願っています。
最後まで読んでくれてありがとう〜！
ではまたね！
おまけ
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